道尾氏と2人でしっぽりとおでん屋で忘年会。お互いの近況や、道尾氏の次回作の話、フラジールのニューアルバムの話なんかで盛り上がっていた。すると、おもむろに電話する道尾氏。そして気がつくと銀座の高級バーに私はいた。

目の前には、ガキの頃からの憧れ、ミスターハードボイルド、大沢在昌氏がいるではないか。私の慌てふためく様を見て、終始笑う道尾氏、緊張するなと優しく声をかけてくれる大沢氏。ハァハァする私。見かねたバーテンダーが優しく酒を作ってくれた。

IMG_5243


鮫島に憧れ、新宿で東京生活をスタートした私には、神のような存在で色んな話を聞くことができた、と思う。半分覚えていない。2人の日本を代表する、売れっ子作家に囲まれて、私もすこしで良いから同じ景色を見てみたいと思えた夜だった。やっぱ大沢さんカッコいいぜ!佐久間公はそのまま大沢さんだったのだ。そして互角に渡り合う道尾さんもやはりとんでもなく凄い男である。いつも失礼な口聞いてごめんなさい、えへへ。
 
ちなみに、電話で北方謙三さんともお話しさせてもらった。ドスの効いた声で「おう、お前は北方派か?大沢派か?」と聞かれた時、振るえながら何と答えたかはその場の人しか知らない。

IMG_5242


この世で一番憧れの人に、心の準備ができていないままお会いしてしまうと、笑顔が引きつるという現象を見事に抑えた一枚。道尾さん、本当にありがとう。