「どうだい?最近調子は?」

「そうだね、ボチボチかな。そっちは?」

「俺もまあボチボチやっとるよ。彼女は元気かい?」

「元気だよ、忙しくやってるよ。もう5年になるかな、そろそろ俺も色々決めないとね」

「そうだよ、そんなもんは時間かけたって一緒さ。ババっと決めちまえばいいんだよ。どの道歩く先は一緒なんだ。そうだろ?」

「その通りさ。だがお前さんに言われるとなんか癪だがなあ」

そう言って2人は電話越しに笑う。もうずっと会っていない友達の声は中学生のまま。いつかどちらかが欠けた時、この時間は何よりも掛け替えのない物だったのだと気づくだろう。出来れば、可能な限り、その時限爆弾のタイムリミットは先であってほしい。

サヨウナラは好きじゃない。

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