純情編、奮闘編と続いている10周年を振り返ろうキャンペーン。今回は現在の形を完全に形成した変革時期について書こうと思います。


1stアルバムリリース後、更なる進化を遂げるため、かねてより知り合いだったKeyの川田寛子(ex.異星人解体)がこのタイミングで加入。前からどうしてもピアノの音が欲しかった俺、やるなら寛子とじゃないと、という事で得意の説得によりフラジール加入が決定。ちなみに僕と寛子さんは初対面でうまくいかず、しばらく口をきかなかった過去があります。


そしてVo.G.Ba.Key.Drの5人体制になったフラジール、現在の形が出来上がったわけですね。

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5人になり最初の作品、いくつか候補が出ていましたが、最初だからこそみんなで歌える曲がいいね!という事で僕の知り合いで赤坂に存在した伝説の女「ナオミ」をモチーフにした曲を作り上げました。その名も「ふしだらスパイダー」

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ナオミパイセンはリアルで存在しております。憎んでも憎み切れないいい女、それがナオミ。サビで今みんなが歌っていてくれるナオミは、今も生きております。はい。

やっぱりみんなで合唱、デカい声を出せる曲が僕は好きで、リリースした当初はふざけてるとか言われたもんですが、なんの、結構売れてくれました。今ではライブでのここ一番で使わせてもらっています。いやーステージ上から男も女もナオッミー!と叫んでいる姿を見ますと感無量といいますか、馬鹿だなあと思うというか、とにかく素敵な空間が出来上がるんですよね。実は僕なりのザ・スパイダースへのオマージュでもあるわけですこの曲。



5人ともなってくるともう機材車もパンパンでね、全国周りながらもっとデカい車買おうぜ!とよくみんあで話していました。まあ結局今も同じ車に乗ってみんあでブーブーいってるわけですけども。ちなみおにこのタイミングでレーベルも株式へ、名前もノスタルジアレコードからNostalgia & Darwinfinch Entertainmentへと変革。裏方の話なのですが拡大できたのは嬉しいですね、お付き合いいただける会社も増えたし。こんな好き勝手やっている僕らなのに本当に感謝しております。

リリース後の全国ツアーで再度歌舞伎町ニュージャパンでワンマンファイナルも行いました。実はもうニュージャパン使えなくなったんですよね、残念。復活したらまたぜひライブやりたいね。

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そして、ふしだらツアーの後、再度フラジールは制作に入ります。のちに代表曲になる「銀河夜光」。


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この時期愛する祖母と祖父が他界、素敵な祖母だったので、何かこの世に生きていた証みたいなものを孫の僕が残せればなあとずっと考えており、MCでよく喋りますが二人の70年来の愛の終わりの次の舞台を繋ぐ、そんな曲になったと思います。

この曲は色んな方々に本当に愛されています。結婚式で使っていただいたり、TVで流していただいたり、ラジオでも流していただいたので思ったより浸透しまして、気が付けば代表曲となりました。

また、大変お世話になったプロレスラーでシンガーソングライターのハヤブサさんが大変気に入って下さり、この曲をいつも聞いていてくれて、一緒にいるときも不意に流してくれたりでとても恥ずかしいやら嬉しいやらだった思い出があります。

銀河の中、夜行列車が走るかの如きイメージを大事にして、尚且つみんなが歌ってもらえるようバンドはいつも演奏しています。一緒に列車に乗ってもらってる感じになってくれてればうれしいです。



銀河夜光リリースツアーでは初の渋谷clubasiaでのワンマン!

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正直大丈夫かなあと心配していましたが蓋を開けてみれば大成功。ステージ上からの景色は最高なものでしたよ。銀河夜光をみんなが歌っているのを見るともうね、泣きそうになった。おっさんなのに。

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ちなみに銀河夜光、全国どこでやっても終演後、必ず「おじいちゃんとおばあちゃん」の曲よかったです!と話してもらえます。この曲が入っているCDください、と今でもよく言われます。他の作品もいいからそっちも買ってね笑

5人体制になってから色んな山あり谷ありな時期も過ごしましたが、この2タイトルはバンドにとってとても大事な作品となりました。初見の人にも、ファンの方々にも納得してもらえるような2曲を作り上げることができて本当に良かった。

このタイミングでフラジールの屋台骨を背負っていてくれたBaの黒井が卒業。最高のタイミングで山口百恵の如くベースを置いていきました。

さあ、いよいよ次の章「立志編」にて松井一が登場します。現在のフラジールの体制になりつつあるこのタイミングで仕掛けるのは2枚目のアルバム「裏切り挽歌」です。歌謡に振り切ったフラジールの実験でもあったこの作品。詳しく説明していきましょうかね。それでは次回もお楽しみに!