さて、お待たせしました。「くたばれノスタルジア」の全曲解説を行いますよ!前回の裏切り挽歌より目覚めたこの全曲解説、意外と好評でしたのでやると決めていたんだよ!


「裏切り挽歌全曲解説」
http://fragile-web.syncl.jp/?p=diary&di=1069221 


今回のアルバムのテーマはずばり!軌跡であります。これまでのフラジール、これからのフラジールの良いところだけを集めた素敵アルバムになっております。


ノスタルジックを合言葉に活動してきた我々が何故くたばれなのか?それは「過去を敬っても、過去にはとらわれすぎるな」という意味です。わかりづらいかな?ウチは別に懐古主義ではないんです。古きを訪ね、新しきを知る事が僕らの使命だと思っております。よって、昔はよかったなーってのではないんですね。説教臭くなってきたのでこの辺でやめておきます。言葉の語呂を気に入ってくれればいいさ!


さて、それでは行きますぜ!
 

1.Spiral Stars

この曲、実は僕がフラジールに10年前に加入したときに初めてできた曲です。当時はゴリゴリのヘヴィロックの曲でした。それを現代のフラジール風にリアレンジした曲となります。 サビの「許しあう事で現れた未来」と歌っているように、人生のリスタートがテーマとなっております。10年前の俺はというとまさにリスタートな時期でした。この曲を発表したときに古いふら汁ファンの皆さんからマジかよ!今更かよ!めっちゃ楽しみ!とたくさんお声をいただきました。そうだよ!今やることに意味があるんだよ。そういうメンバーで再構築した当時の代表曲になります。アルバムのオープニングにふさわしいメロディアスにしてゴージャスなロックに仕上がったかと思います。


2.真相奇譚

こちらはすでにMVが公開されているので聞いていただいた方もたくさんいるのではないでしょうか?生きていると知らないほうがよかった、自分は何故変われない?情念の炎は心でくすぶったまま。といった事が多々あります。内に秘めし思いを軽快かつ、ソリッドなジャズロックに仕上がりました。ジョリのカッティングの心地よさを支える重厚なリズム隊、曲を彩るピアノの旋律に演歌メロディーが乗ったミクスチャーソングだと自負しております。MVでのHeqnaさんの存在感はそのまま曲を表しており、羨望と妬み、そして自分自身への哀れみをうまく出せたのではないかと思います、ハイ。そしてB
メロのくりくり連発の場面では皆さんもぜひくりくり問答に参加していただきたいと思っているんですライブで。くりくり連発する歌ってサザンオールスターズ以来なんじゃねえか?


3.牡丹の花

今回のアルバムの中で、私が一番のエネルギーを消費する曲になります。昨年は色んな事がありました。お世話になっている方の死、故郷の震災、自分自身も死を考えさせられる事があり、当たり前ではない日常で、くたばった時に何をこの世に残せたか?という事を真剣に考えるようになったわけですね。そしてまだ俺は終われないと、皆もそうだと思うのですが、この人生は自分だけの人生ではなく、そこに繋がる誰かの人生でもあるのだと。だから俺なりの死生観を声高らかに歌おうじゃないか!という事になり、メンバーと共にフラジール史上最高に重厚な曲が仕上がりました。 ゲストミュージシャンに道尾秀介さんを迎えております。この方のボーンズは本当に唄(メロと歌詞)にからみます。時には後押し、時には攻めぎ合っているようなそんな音を出してくれました。みんなこの曲で心が燃えるはずです。すべての人に対する応援唄、ぜひ歌ってほしいな。


4.青ざめた三日月

フラジールの代名詞の一つ、夜の匂いのするロックを突き詰めました。私得意の女々しい男の歌です。いつの時代も人生を狂わす女はいるものでして。三日月は男を狂わしてしまうんです。おそらくこの曲は明るい場所で聞いてもあまりピンとこないかもしれない。心地よく軟弱ではないリズムの洪水があなたをきっと襲うでしょう。切れ味するどいアコースティックギターのカッティングが心地よく、悲しくなるくらいのピアノの単音。ぜひ夜のドライブ、通勤帰りなどに聞きながら少し襟を立てたりなんかしちゃったりして聞いてほしいです。ちょっと顔なんて作っちゃってください。タバコ吸う人は吸いながら、吸わない人はモデル歩きで聞いてほしいです。あ、サビではヒロコさんのコーラスが爆発しております。 


5.Night and Day 

ジョリのギター大爆発から始まるこの曲、70年代後半にロンドンを席巻したニューロマンティックをイメージしつつ、やっぱりフラジールがやっちゃうと歌謡ロックになっちゃうって曲。かなりダンサブルな曲に仕上がっております。今までで一番ダンサブルじゃないかしら?ワールドワイドダンスホールを超えております。青ざめた~とは打って変わってイケイケアイラビューの曲ですね。夜にはばたくイカシタアイツとのせめぎ合い、ターゲットロックオン!今夜こそお前を打ち落とす!てやつですね。バブル全盛期をイメージしております。ちなみにそのころ俺は小学生な。ほら、ジュリ扇片手のヒラヒラのいい女をイメージして、男はもちろん肩パット。ドラム音にもエレクトリックな音を使ったりしているのでそのへんもお楽しみに。


6.シリアス

はい、この曲は私のお尻に対する愛を惜しみなく歌っております。本当に私はお尻が大好きなんです、何よりも。顔よりもおっぱいよりもケツ。三度の飯よりケツ。歌詞を見せた時のメンバーの面。無言、のち俺を省いて4人でアレンジの話。は?歌詞の感想は?いまだに聞けておりませんクソが。この曲も道尾さんがボーンズを叩いてくれております。有名な作家さんにこの歌詞は失礼かしら?と少し思いましたが、容赦ないノリノリのボーンズを入れてくれております。尻の歌っすね?了解です。みたいな。カッケーなシュウちゃん!(失礼)そしてこの曲、松井のベース大爆発です。アイツもケツ好きなんだろうなあ。クール気取ってドスケベなんだよな。 バシバシ動きまくっております。リズム隊とボーンズの絡みがたまらない。ヒロコのキーボードアレンジのこだわりでかなりGSの雰囲気も出ているのでしょうか?いや、ようは俺はケツが好きなんだよ。お前のケツもこっそり見てるぞげへへ。シリ、アス、な。


7.死にたくなるほどくだらない朝


この曲は中休み。SEという立ち位置ですがとても気に入っております。飲みすぎた朝、それでも動かさないといけない体、無駄に天気は良く、通学途中の子供たちの声が外から聞こえる。 そんな中地獄の一日をスタートせざるをえない、そんなあなたの心のため息を表現しました。でもこれ、次の曲への布石でもあるのですよ。ジョリがみごとなブルースを作曲してくれました。曲中ため息つきたいんだけど、て伝えたらこんな素敵曲に仕上がりました。トムウェイツはまだ遠いなあ・・。


以上、前半戦終了。後半7曲は後半へ続く。